・うまくいっているブログを読み込んで成功のパターンを知る
・パターンが見えたら自分のビジネスに展開する
2015年頃からウェブ業界では「コンテンツマーケティング」という言葉が流行ってきて、世の中に「キュレーションサイト」や「お役立ちサイト」と呼ばれるサイトが無数に増えてきています。
企業が集客を目的として運営しているため、それらは「ビジネスブログ」と呼ばれることもあり、また、個人で運営しているなら「個人ブログ」と呼ばれることもあります。
いずれにせよ、これらのビジネスブログを目にする機会が増えてきたことにより、
「自分もビジネスブログをやりたい!」
「自分もビジネスブログをやりたい!」
という人が増えているのではないかと思います。そして、見よう見まねで実際に取り組んでる人も多いのではないでしょうか。
しかし、その一方で「立ち上げたサイトが全く成果が出ない」という方も多いようです。それぞれのゴールや規模によってビジネスブログの成功は異なるので、ビジネスブログの成功を定義するのは難しいですが、一定の結果を出すための法則があり、私たちはそれを「読み込みの法則」と呼んでいます。
「読み込みの法則」はビジネスブログで成果を出すための第一歩ですので、これまでにあまりウェブに触れてこなかった人であれば、ぜひ「読み込みの法則」を徹底的に行っていただきたいと思います。
ステップ①:ビジネスブログがどんなものか体験ベースでわかるようになる
ビジネスブログを立ち上げて運営するのであれば、まずはビジネスブログとはどんなものか理解しないことには始まりません。
世の中にはいろいろな種類のウェブサイトがあり、ウェブサイトの中に「ブログ」があったり「企業サイト」があったり「まとめサイト」があったり、それぞれ内容も運営方法も変わってきます。
いくらビジネスブログの知識をつけたところで、その知識だけではサイトを作ることはできません。世の中に数あるウェブサイトの中からビジネスブログとはどういったものなのかを根本から理解するためには、まずは自分がビジネスブログを使ってみましょう。
例えば、料理で例えるとわかりやすくなりますが、「オムライス」を作ろうとしたときに、オムライスを実際に見たことも食べたことがない人は、どんな食材を使っているか自分に落とし込めないし、完成のイメージがないので、美味しいオムライスを作るのは難しいということは、なんとなくお分かりになるかと思います。
ビジネスブログを立ち上げることになったら、まずはとことん世の中にあるいろんなビジネスブログを自分で使ってみてください。
ステップ②:サイトに訪れる人の気持ちがわかる
これはビジネスブログに限らず、企業サイトやまとめサイトなどでも同じことが言えますが、サイトを運営するときに運営側とサイトの訪問者との間にギャップが生まれてしまい、サイトの内容が訪問者にとって全く楽しくないという事態に陥ることがよくあります。
その原因は、サイトの運営者が、訪問者の気持ちをわからないままサイトを作ってしまうことで起きてしまいます。
ですが、自分自身が一人のビジネスブログのユーザーであれば、どんな気持ちでサイトを見に来ているのかがわかるので、訪問者の気持ちを考えながらサイトを作るように心がけることができます。
その気持ちがあるかないかで、ビジネスブログが楽しいサイトになるか、つまらないサイトになるか分かれるのです。
「訪問者の気持ちを考えながらビジネスブログを読むぞ!」
などと考える必要は全くなく、自分の趣味のサイトを自然に読むだけで大丈夫です。いろんなサイトを読んでいく中で、世の中にはあまりにもつまらないサイトが多いことがよくわかると思います。
どんなサイトが楽しくて、どんなサイトがつまらないのか分析するのは、その後やればいいことで、まずは自然にユーザーの気持ちになることが大切なのです。
このように、自分が好きなジャンルのサイトや純粋に勉強したいと思った分野のサイトを使ってみると、ユーザーとしての気持ちがよくわかるようになるので、ご自身のビジネスにも応用できます。
ステップ③:どこまで踏み込めば満足してもらえるかわかる
自分がブログのユーザーになっていろんなブログを見ていくうちに、どんなブログが楽しくて、どんなブログがつまらないのかわかるようになると、先ほどお伝えしました。
ある程度いろんなサイトを見ていくうちに、それぞれがなぜ楽しくて、なぜつまらないのかが見えてくるようになります。この感覚になったら「分析する」ことを考え始めましょう。
楽しいサイトとつまらないサイトの境界線は、自分自身で分析していただくのが一番腑に落ちるので良いのですが、簡単にまとめると、
「どこまで踏み込んでいるか」
という視点で分析していただくと良いと思います。
サイトの内容はどこまで踏み込んで詳しく紹介されているか。サイトの運営者の情報はどこまで踏み込んで紹介されているか。
「どこまで踏み込んでいるか」という視点でビジネスブログを使ってみると、今までとは違ったものが見えてくるはずです。
そして、見えてきたその違いに、ビジネスブログの成功のヒントがあるのです。
ステップ④:自然と競合のリサーチになる
自分がブログのユーザーになってブログを楽しむと言っても、サイトを見ているうちに運営者側の視点で分析してしまうようになります。
はじめは自分の趣味のサイトを見ていても、目が養われてくるうちに「競合サイトはどんなことをやっているのだろう」と気になってくるはずです。
ここで初めて「競合リサーチ」の意識が芽生えるくらいで良いと思っています。
ブログを始めるにあたって、「競合リサーチをしましょう!」と言われても、どうやっていいかわからないという方がほとんどだと思いますが、ここまでで紹介した①〜④までの順番をなんとなく行うと、自然と競合リサーチができるようになります。
ステップ⑤:ビジネスブログの完成イメージができる
- ビジネスブログがどんなものか体験ベースでわかるようになる
- サイトに訪れる人の気持ちがわかる
- どこまで踏み込めば満足してもらえるかわかる
- 自然と競合のリサーチになる
という流れを紹介していきましたが、ここまでくるとなかなかビジネスブログを運営するにあたって必要な知識が養われてきているはずです。
むしろ、本屋に売っている「コンテンツマーケティング入門」のような本を読んで理解しようとするよりも、はるかに実践的な知識が養われているはずです。
そして、その感覚を自分のビジネスブログに落とし込んだときに、
- あんな記事を書けばいいんだ…
- ゴールはこんな風に設定すればいいんだ…
- こうすれば独自性が増してくるんじゃないか?…
というような完成をイメージできるようになると思います。
完成がイメージできたら、自分でビジネスブログの制作プランを立てて記事を書いていくのも良いですし、ウェブマーケティングに詳しい人に相談して一緒にプランを立ててもらうのも良いでしょう。
プランを立てたら、あとはそのプランに沿って頑張ってコンテンツを用意していくだけです!コツコツ積み重ねてビジネスブログを構築していきましょう!
「読み込みの法則」まとめ
読み込みの法則を5つに分けてお伝えしましたが、やることはただ一つ、すでに世の中にあるビジネスブログやビジネスブログを読み込むこと。それだけです。
一見、サイト運営に直接関係ないと思われがちですが、逆に言うと電車の移動時間や隙間時間でビジネスブログを読むことができると思います。そして、その小さな積み重ねによってサイト運営のコツが養われていきます。
まずは「読み込みの法則」から、気軽に実践してみてください。