ホームページの役割と効果

ホームページをなんとなく立ち上げたけど、結局何も効果を感じられない。というお悩みを抱えた方は非常に多いです。

その悩みの多くは「ホームページを立ち上げる目的が明確になっていない」という原因ですが、その更に前段階で、

ホームページにはどんな役割があって、どんな効果を得ることができるのか、そもそも分かっていない

という方も非常に多く見られます。

ホームページではどんなことができるのか、確認していきましょう。

目次

1.ホームページの役割

ホームページの役割はとても多様化しており、かつてのように会社の案内をすることだけにとどまっていません。

例を挙げると、

  • 会社案内
  • 商品の紹介
  • 顧客・会員の窓口
  • 広告・マーケティング
  • 見込み客集め

このようにホームページの役割は様々です。また、目的によってどんな役割のホームページを作るのかも考えなければいけなくなりました。

「ホームページを作ったほうがいいなぁ」

と思ったとき、どんな理由でそう思ったのかをしっかりと明確にしておきましょう。ホームページを作ろうと思ったその理由によって、作るサイトも変わってきます。

2.ホームページでどんな効果が欲しいか考える

ホームページには様々な役割がありますが、すべての役割を一つのサイトでまかなおうとすると、どこかで無理が生じてそれぞれの効果が薄れてしまいます。

また、それぞれの役割によって適したサイトの運営方法があり、使い分けが必要になります。

ホームページで集客をしたい人が多い

ホームページを作りたい理由の多くに「集客をしたい」という理由があります。「お客さんを集める」という効果がほしいということです。

知り合いの会社のブログが成功しているとか、ホームページからお問い合わせが多いという噂を聞くと、自分の所でもやってみたいと思うようになります。

はじめのキッカケはいろいろとありますが、それを突き詰めるとほとんどのことは「集客」に繋がります。

そして、集客がしたいと思ったとき、会社案内のサイトだけでは集客をすることは難しいので、新しく集客のためのサイトを立ち上げることになります。

3.ホームページの役割と効果:事例紹介

では、実際にどのような違いがあるのかを事例を紹介しながら解説していきます。

今回紹介する事例は、オーダーメイドのウエディングブーケの販売をされている方のサイトで、「会社案内用」のサイトと、「見込み客集め用」のサイト運営している例です。

会社案内用:オーダーメイドのウェディングブーケ専門店【ボン・シャンス】

会社案内用のサイトです。いわゆる一般的なホームページに当たります。

ここでは、商品の紹介や注文までの流れ、お客様の声など、ごくごく一般的なページを作っています。

このサイトに訪れてもらうためにやっていることは、

  • SNSで紹介する
  • 名刺にHPのURLを記載する
  • ブランド名で検索してもらえるようにする(SEO対策)

これらは一般的なやり方です。今までの知り合いの方やリアルで会った人にコツコツと紹介していくイメージです。

それ以外にWebを使って戦略的にやっていることとしては、

  1. 「ブーケ」で検索してもらえるように対策する(SEO対策)
  2. 見込み客集め用サイトから誘導する

①は、ブーケに関連する記事やブログを投稿していくことで、「ブーケ」というキーワードで検索上位表示を狙っています。

②は、この後解説しますが、会社案内用のサイトとは別に集客用のサイトを作るやり方です。

見込み客集め用:花嫁ライブラリー

ウェディングブーケを注文される方は、ブーケに限らず結婚式やウェディング全般に関心があります。そして、ウェディングに関心がある人は、将来的にウエディングブーケを持つことになります。

なので、「ウェディングブーケ」に限らずウェディングに関連するキーワードで検索をする人は見込み客になりうるので、そのような人にも知ってもらうために花嫁ライブラリーを運営しています。

例えば、「ダズンローズ」「結婚式 花」「フラワーシャワー」などというキーワードで検索すると、1ページ目に花嫁ライブラリーの記事がヒットします。

このようなキーワードで検索された方がいきなりブーケの注文をすることはありませんが、花嫁ライブラリーで将来花嫁になる方の役に立つ情報を徹底的に伝えることで、このサイトのファンになってもらえるようになります。

そして、花嫁ライブラリーのファンになった方がブーケを作るとなったときに「せっかくだからこのサイトを運営している方にお願いしよう!」となることを目指しています。

途中途中でお客さんとの接点を増やすために、ミニブーケを作るイベントを開催したり、ワークショップを開催してより濃いファンを作るために活動をしています。

それらのイベントの告知を花嫁ライブラリーで行います。

会社案内のホームページではやりきれないことも、見込み客集めに特化したサイトを作ることで、その効果も最大化されます。

4.集客をしたいなら「ホームページ」と「ブログ」を運営する

先ほど紹介したオーダーブーケ専門店の方は、「ホームページ」と「ブログ(コンテンツサイト)」の2種類のサイトを運営していることになります。

「ホームページとブログの2種類を運営?」

「ホームページの中でブログをやるのと何が違うの?」

そんな疑問を持った方も多いと思います。

もちろん、ホームページの中でブログを運営することもできますし、それで良いという考え方もあります。

しかし、ホームページを立ち上げた目的が「新規の集客のため」だとしたら、ホームページとブログの2種類を運営するケースがベストです。

ホームページで何をしたいか明確になれば必要なモノも見えてくる

なぜホームページとブログの2種類を運営することがベストなのでしょうか?

もともと、ブーケ制作のサービスを紹介するホームページをお持ちでしたが、そのホームページへの集客が不十分であるという課題がありました。

その課題が明確になったからこそ、「新規の見込み客集め(集客)」ができるサイトが必要ということがわかったのです。

このように必要なものが見えたのも、まず初めにホームページを使って何をしたいか明確にしたからこそ、2種類のサイトを運営することがベストだという結論になりました。

なので、まずはホームページで何をしたいのか、

  • 会社案内
  • 商品の紹介
  • 顧客・会員の窓口
  • 広告・マーケティング
  • 見込み客集め

もう一度検討してみてください。そこから次のステップに進むことができます。

 

次のステップ:ホームページとブログの違い▶︎

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この記事を書いた人

マーケティングパートナー合同会社代表 / 大学在学中からWebの世界に入り、SEO対策を中心としたWebマーケティングを支援して11年目。コンサルタントとしての支援業務だけでなく、事業者としてゼロからビジネスを構築した経験から、実践に落とし込んだ具体的なサポートを心がけております。「Webマーケティグで売上の柱をつくる」をコンセプトに、目先のインスタントな施策ではなく、事業の土台となるWebマーケティングをご提案します。

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